しんゆりシアター 劇団わが町 第11回公演「とんでもない大晦日~しんゆりクリスマス・キャロル~」このイベントは終了しています
舞台・演劇
イベント概要
- サブジャンル
- 演劇
- 開催日
- 2021年12月3日(金) ~ 2021年12月5日(日)
- 開催時刻
- 3日(金)19:00開演 4日(土) 13:00開演/18:00開演 5日(日) 12:00開演 /17:00開演
- 会場
- 川崎市アートセンター アルテリオ小劇場
- 会場所在地
- 神奈川県川崎市麻生区万福寺6丁目7-1
- 料金
- 一般 2,700円 学生 2,200円 小学生 1,500円 障がい者割引 2,500円
- 主催
- 川崎市アートセンター
- 詳細
- 劇団わが町、ふたたび『クリスマス・キャロル』に挑戦! でも、舞台は何と、大晦日の新百合ヶ丘!
今年、劇団わが町は、翻案に挑戦する。
イギリスで成り立った話が、日本で成り立つのかどうか、ディケンズの話が面白いから成り立つはずだと思ったが、やってみると結構壁があって往生した。
最大の壁は、精霊だった。スクルージを過去、現在、未来へと引っぱりまわすあれである。妖精好きのイギリス人が好みそうな形象だが、あの手の役どころが日本にはない。村岡花子さんはそれを全部幽霊と訳されたが、それではマーレーの幽霊と区別がつかない。最近の翻訳ではほとんど精霊と訳されているが、日本にはその言葉にふさわしい伝承がない。
で、思い切って「神」としてみた。神話に体系化されることで、権力に利用された「神」ではなく、山にも川にも森の巨木にも神がいる、先祖も神になるという「八百万(やおよろず)の神」である。その延長に、鬼も河童も座敷童子もいるという、この国の豊かな民俗に重ねてみようというのである。見えない何者かに見守られている、何者かのおかげで生きていける、「おかげ様で」と言い合う日本という池に、ディケンズという試薬を落としてみようというのである。やってみて気がついた。翻案するということは、国境を越えて文化論を構築するということだったのだ。
ふじたあさや
イベントに関する問い合わせ
- 問い合わせ先
- 川崎市アートセンター
- 電話番号
- 0449550107
- Eメール
- info@kawasaki-ac.jp
- ホームページ
- https://kawasaki-ac.jp/th/theater/detail.php?id=000428