しんゆりシアター劇団わが町第13回公演「『あしもとのいずみ』2023~陸軍登戸研究所をめぐる物語~」このイベントは終了しています
舞台・演劇
イベント概要
- サブジャンル
- 演劇
- 開催日
- 2023年12月1日(金) ~ 2023年12月3日(日)
- 開催時刻
- 1日(金)19:00 2日(土)13:00 、18:00 3日(日)12:00、17:00
- 会場
- 川崎市アートセンター アルテリオ小劇場
- 会場所在地
- 神奈川県川崎市麻生区万福寺6丁目7-1
- 料金
- 一般2,700円 学生2,200円 小学生1,500円 障がい者割引2,500円 (全席指定・税込)
- 主催
- 川崎市アートセンター
- 詳細
- 市民劇団・劇団わが町の第13回公演は30余年前の法政二高の高校生らによる「登戸研究所掘り起こし運動」に着想を得たオリジナル作品を劇団員による脚本、ふじたあさや(劇団わが町芸術監督)による脚色・演出で上演します。
小田急線の上り急行が生田駅を通過してから30秒足らずで、右側に長い階段と、エレベーターだけの建物が見える。明治大学生田キャンパスの入口である。そこが、78年前まで陸軍登戸研究所で、当時の遺構もあると聞いて、尋ねてみた。学生時代、731部隊のドラマ化をスタッフとして経験していた私は、登戸研究所が731部隊と表裏一体だったことを、文献では読んでいた。
しかし、研究所跡の一角に立って、目の下を小田急が走るのを見て、愕然とした。「近すぎる」。当時は、今ほど住宅はなかったに違いないが、反対側の丘続きには〈向ヶ丘遊園〉が、すでに開業していて、当時10歳で国民学校生だった私は行った記憶がある。
あの時、丘続きのここには、巨大な動物慰霊碑を必要とする秘密の研究所があったのか。千人に及ぶ地元雇用を満たすためとは言え、「近い。近すぎる」。
敗戦から78年、戦争の当事者になることがなかったために、戦争は「遠い」と思い込まされてきた日本人にとって、この「近さ」の意味するものは何なのか? そこを掘り起した川崎と伊那の高校生たち、教師たちに学ぶため、萩坂さんの背中を押し続けた結果が、この上演である。
かつて出会った、生死の程もわからないウクライナの芝居屋仲間たちに、この舞台を捧げたい。
劇団わが町 芸術監督 ふじたあさや
イベントに関する問い合わせ
- 問い合わせ先
- 川崎市アートセンター
- Eメール
- info@kawasaki-ac.jp
- ホームページ
- https://kawasaki-ac.jp/th/